subetta++: 2009年7月アーカイブ

どこの会社もCO2削減というか、
エネルギー管理に
頭を抱えているようで、
有効なアイデアなんて、そうありませんから、
そのうち、夏場も、「クーラー無し」とか、
エアコン禁止とかなんてことに
なりそうな、雲行きなんですが(笑)、
今日ネットを見ていたら、
これすごいやん。

って商品みつけました。

以下izaからの引用
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/business/manufacturer/274165/

【すごいぞ! ニッポンのキーテク】

 工場で発生する無駄な蒸気を使って発電すれば、省エネになり、二酸化炭素(CO2)の削減につながる。これを世界でも最高水準の効率で実現したのが、神戸製鋼所が開発した小型発電機「スチームスター」だ。通常のタービン式の発電機の場合、大量・高圧の蒸気が必要だが、得意とする空気圧縮機(コンプレッサー)の技術を応用し、これまでは放出するしかなかった蒸気を利用できるようにしたのが特徴で、中小企業の規模の小さい工場でも、ガンガンと力を発揮できる。

 ■発想の転換

 「発想の転換が決め手だった」

 スチームスターの販売を担う神戸製鋼のグループ会社、神鋼商事の浦出信次機械情報本部チームリーダーは、開発の舞台裏について、こう語る。

 そもそも、神戸製鋼に小型蒸気発電機の開発を持ちかけたのは神鋼商事だった。これまでも工場などで発生した蒸気を利用する発電機はあったが、主流のタービン式を回すには、大量で高圧の蒸気が必要。神鋼商事も海外製のタービン式蒸気発電機を販売していたが、「取引先から少量で低圧の蒸気が無駄になるとの問題点が指摘されていた」(浦出氏)という。

 こうした声に何とかして応えようと目を付けたのが、神戸製鋼が強みを持つ空気コンプレッサーと、その制御装置のインバーターの技術だった。

 神戸製鋼のコンプレッサーはスクリューを使って空気を圧縮するのが特長で、発電機を回せる力は十分にある。さらにインバーターで回転数を制御することで、蒸気量の変動に柔軟に対応し、発電効率を大幅にアップすることができ、タービン式に比べ蒸気量を半分以下に抑えることに成功した。

 ■重油9千本分を削減

 神鋼では平成19年に製品化にこぎ着け、昨年から本格的な販売に乗り出した。設置費用を除いた価格は約2000万円。狭いスペースでも設置可能であるという点も大きな武器だ。

 タービン式は、発電基盤、制御盤などを別々に設置するため、これらを接続する配線を含め大きな設置スペースが必要になる。これに対して、スチームスターは、機器を高さ約2メートル、幅約2・6メートル、奥行き約1・4メートルのコンパクトサイズだ。ターゲットにする工場の規模が小さく、蒸気の発生量も少ない中小企業にはうってつけだ。

 すでに約20台の販売実績があるが、神鋼商事では「まだ満足のいくレベルではない」と、販売攻勢をかけ、23年度には年間300台の販売を目指す。

 神戸製鋼の試算では、スチームスターを年間6000時間稼働させた場合、79万2000キロワット時の電力を発電できる。電力会社などから購入する場合に比べたCO2の削減量は、440トンに上るという。これはドラム缶で約8800本分の重油を燃焼させた際のCO2排出量に相当するという。

 実際の導入事例をみると、関西のエネルギー供給会社では、年間発電量が74万キロワット時で、CO2削減量は約410に上った。東北の産業廃棄物処理業者の場合は、年間発電量が約58万キロワット時で、CO2削減量が約320トンだった。

 社会を一変させた産業革命以来、蒸気はさまざまな動力源として活用されてきたが、せっかく大量のエネルギーを使って水を蒸気に変えても、有効に使われず、大気中に捨ててしまっているケースは多い。

 神戸製鋼では「CO2削減には、未利用エネルギーを無駄なく活用することが重要」と強調する。スチームスターの普及、CO2の大幅な削減に貢献したい考えだ。

以上全文引用おわり

 

神戸製鋼が最近開発した「スチームスター」
という発電機で、そこそこの規模の施設ではポピュラーな
「ボイラー」という機械から発生する余剰熱を利用して発電するという装置です。
今まで、ありそうでなかった発電機だそうで、
従来高効率な発電を行うには、ある程度の熱量や圧力が必要だったのですが、
低圧の蒸気熱で、タービン発電機並みの高効率発電を実現したトコがミソです。


これまで「捨てる」しかなかった、ボイラーの余剰熱を再利用できるという事で、
そんなに甘くは、ないんだろうけれど、
ボイラー以外でも、わざわざ冷却の為に莫大なエネルギーを使って捨てている廃熱を
低圧蒸気に変換する事ができれば、いろいろ使えそうな気がします。
廃熱を蒸気に変換するエネルギーがどれ位必要かを考えるとそんなに、
甘くはないんだろうけど、税金使ってエコエゴ詐欺に血道をあげる企業が多い昨今、
なんか夢の広がる機械です。
こういう機械にたっぷり補助金だせよ。

たぶん電力やガス会社から、「高温高圧」の「圧力」によって
つぶしをかけられているような気がします(笑)

実は、販売がぜんぜん軌道にのっていないんですが、その理由の一つとして考えられるのは、
屋根の上に付けるような、小規模の太陽光発電機を除き民間企業が発電機を設置する
には、たくさんの電気関連の法的規制と許認可をお役所から受けなければならない他、電力会社からの
契約の縛りとか、消防法の縛りとか、運用に専任管理者を配置しなければならない可能性があったりと、
いばらの道を乗り超えていかないと設置にこぎつけません。既存の利権保護に
邁進する、エコエゴ詐欺立国日本ならではのエピソードです。(笑)

そのうち、電卓に付いてる、
太陽電池の使用にも許認可が必要なんて言い出しかねない「お役所」ですから(笑)

1台2000万というお値段と1台あたりの発電量を考えると、
「欲しい」って会社多いんじゃないかなぁ?
仕様みたら食いつきまっせ。

大きさも、2トントラックの荷台に乗りそうなサイズですし。

1台どないでっか?

ほんまにこの仕様で動くんかなぁ???
この機械自体がエコエゴ詐欺商品だったって「オチ」は
やめてよね。神戸製鋼さん。(笑

神戸製鋼「スチームスター」

http://www.mseg.jp/index.html

 

木星に小天体が衝突

subetta++
  | | トラックバック(0)

木星に小天体が衝突。

7月20日といえば、
アポロ11号が月面に着陸してから、
40周年にあたる、記念すべき日なのですが、
期待に反して、アポロ着陸地点の高解像度
映像が公開されませんでした。
「なんでやねん???」
って思っていたら、スタッフさん達にとっては、
それどころじゃない、「超緊急事態」(ww
が発生してたみたいです。

7月20日、木星に、小天体が衝突したとみられ、
それに伴う、巨大な衝突痕が、木星の南極周辺に
観測されました。

シューメーカー・レビー・第9彗星のような、天体が
衝突したとみられますが、これ迄、観測された、小惑星
彗星で衝突した天体に該当する物は、なさそうです。

世界中の天文愛好家が血眼になって、全天捜索をしている
中をくぐり抜けて、木星アタックに成功した、
天体さんもきっと「ガッツポーズ」している事でしょう。♪


母なる太陽系が、
40周年記念のお祝いの為に、盛大な「花火」を
打ち上げたのかなぁ???

あ~した天気にな~れ♪

 (つ∀-)オヤスミ~。

 

jupiter-20090720.jpg

Image credit: NASA/JPL/Infrared Telescope Facility

LROC’s First Look at the Apollo Landing Sites「アポロ着陸船撮影に成功」


LROCを運用している、アリゾナ州立大学で、
アポロ着陸船を初撮影した、画像が公開されました。

太陽が真横から照らすタイミングで撮影したそうで、
高さを持つ物体から伸びる影を利用して
アポロ着陸船を見つけ出したのではないかと思われます。

結構綺麗に写ってマス。
今後、さらなる高解像度画像が公開されるそうで、
「足跡」とか、「撮影セット」迄うっかり写るかも。(ww

ほんとにあったんですねぇ。
着陸船。

スタッフのみんなも本当にあるかどうか、
たぶん半信半疑だったと思いますので、
胸なでおろしているんじゃないかなぁ。


というわけで、「着陸」を疑っていた事を
「月の海」より深くお詫びします。

ゴメンナサイ。m( __ __ )m

どうでもいい話なんですが、
運用開始してからまだ1ヶ月も経たない
LRO。
たぶん現時点でアリゾナ州立大学が公開した、
画像データの総量は、
数年かけて「かぐや」が一般公開
した画像データの総容量をはるかに超えていると思われます。
(しかも、普通の州立大学のサイトでっせ。)

日本人としてちょっと「悲しい」気がします。

 

矢印の先に船体が写っています。

(Apollo14号の画像にうっすらと写っているラインにワロタ。クロエたんもびっくり!!)


five_sites_anot.serendipityThumb.png

(C)NASA/GSFC/Arizona State University


写っているのは、このアポロ着陸船

A17LEMDescentStage.png

 

Apollo11

(C)NASA/GSFC/Arizona State University

 

Apollo14

(C)NASA/GSFC/Arizona State University

 

Apollo15

(C)NASA/GSFC/Arizona State University

 

Apollo16

(C)NASA/GSFC/Arizona State University

 

Apollo17

(C)NASA/GSFC/Arizona State University

 

検索

キボウのカケラ

世界天文年 IYA 2009

最近のトラックバック

このアーカイブについて

このページには、subetta++2009年7月に書いたブログ記事が含まれています。

前のアーカイブはsubetta++: 2009年6月です。

次のアーカイブはsubetta++: 2009年8月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

ウェブページ

Powered by Movable Type 4.1