Mars: 2008年11月アーカイブ

火星のヘラス盆地(だっけ?)に厚さ数百メートルの氷が存在する事が

レーダー観測によって、確認されたそうです。

なんだか、火星には、水がある事が当たり前って雰囲気になってきました。

嬉しいなあ。

火星は、地球に比べ、大気圧がたいへん低い為、

液体の状態で水が存在する事が

困難とされています。その為、過去には、

大量に存在したと考えられる水の大半が、

長い年月によって、宇宙空間に放出されてしまい、

火星には、ほとんど残っていない可能性も

ありました。

ヘラス盆地周辺に限っては、海抜と大気圧の関係で、

水が液体の状態で存在する可能性がきわめて高いそうで、

将来の大発見に期待したいところです。

期待むなしく、みんな気体になってたりして。

前回の記事で紹介した画像等で見られる、不思議な地形も、

中身は、氷で出来ていると考えられます。

液体の水による浸食が起きない火星でなぜ、

地表に浸食の形跡が見られるのか謎だったんですが、

岩盤のように見える地表が実は、氷で出来ていると考えれば納得できます。

地表が氷で覆われているなら、結構快適な、

氷の地下宮殿なんか建設できそうですね。

さて、下記は、最近何気にダウンロードしたJP2画像からのピックアップ画像です。

なんてことない、火星の極地方の春の風景です。

冬の間に蓄積された、地表を覆う、

ドライアイスが春の太陽の光に照らされて、

猛烈な二酸化炭素の嵐を発生させている模様ではないかと

勝手に考えています。(夏だったらゴメンなさい。)

画像を拡大するにつれ現れる、怪しげな幾何学模様に一瞬「ドキッ」

としてしまいました。

例によって、画像の色あいは、IRBカラー画像に輪をかけて、

Subettaが調整した、

実際とは、かけ離れた色あいとなっていますので御了承ください。

psp008201_2580_001s.jpg

(C)NASA/JPL/University of Arizona

 

psp008201_2580_002s.jpg

(C)NASA/JPL/University of Arizona

 

psp008201_2580_003s.jpg

(C)NASA/JPL/University of Arizona

 

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(C)NASA/JPL/University of Arizona

 

psp008201_2580_005s.jpg

(C)NASA/JPL/University of Arizona

 

psp008201_2580_006s.jpg

(C)NASA/JPL/University of Arizona

 

おやすみなさい。

(つ∀-)オヤスミ~


「Mars de Subetta」火星文明探索ホームページ
いつの間にか、月に向かっている、
インドの月探査機「Chandrayaan-1」ですが、
月周回軌道に向けて、順調に飛行を続けている模様です。
先日、地球をテスト撮影した画像が公開されました。


公開された画像は、JPEG形式で300kバイト程度の
比較的小さな容量の画像なんですが、画像の縦横の
サイズが880px*2000pxとかなり大きな物となっています。

拡大しても、ブロックノイズがあまり目立たないトコが
いいなあ。

可逆圧縮形式で地球に送信しているんだろうなあ。

「かぐやたん」も「Chandrayaan-1」みたく、NASAやESAの機材をたくさん積んで
行けば、送信帯域というか、データ中継に困る事なかったのではないかなあ
と思うのですが、
そのへん、どうなんでしょう?

これは、ちょっと期待に胸ふくらみます。

IT立国の名に恥じない、画像配信システム組んで
月面画像、公開してくれないかなあ。


image1b.jpg
(C)ISRO



image2b.jpg
(C)ISRO


気のせいか、最近やる気倍増気味のアメリカの宇宙開発機関なんですが、
アリゾナ大学が運営する、MROのHi-Riseのサイトでも、
「勢い」のような物が垣間見えます。

下記画像は、火星の「Nili Fossae」と名付けられた地域の画像です。
元々、この周辺、火星にしては、地形の色あいが華やかで、
エルフ達が住む「裂け谷」のような雰囲気を醸し出しています。
下記で紹介している画像の周辺は、色あいがおとなしいので、
印象が伝わらないと思いますが…。

クリックすると画像が拡大しますので、
暇な方は、火星散策をお楽しみください。

たいへん興味深い「不思議な」地形が広がっています。

ちなみにこの画像は、SubettaがJP2から、切り出したのではなく、
アリ大のスタッフさんが、わざわざご丁寧にクローズアップ画像として、紹介しています。
(いいのかなあ?)



psp009929_2020_cutb.jpg
(C)NASA/JPL/University of Arizona

上記カラー画像は「疑似カラー」です。
実際の色あいとは、まったく違う事をご了解ください。


「Mars de Subetta」火星文明探索ホームページ



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