Mars: 2008年2月アーカイブ

MROのサイトを巡回していたら「CRISM View」という
MROの現在位置?を表示する(どうでもいい)環境アプリ(wを見つけました。
(現在時刻の位置を表示しているのかどうか、わかりません。)
かぐやたんでも同じ様なアプリが公開されていますが、こちらは、
地球と火星との位置関係を始めとして、
ちょっとNORAD(北米航空宇宙防衛司令部)や
CTU(笑)にいるような気分にさせてくれる、
マニアックなJAVAアプリです。

リアルタイムで、サーバーから画像を落とす仕様の為、
ブローバンド環境じゃないと使えません。

なんの為に使うのか、さっぱりわかりませんが、
「懲りすぎ!」の一言に尽きます。

普通に現場用なんだろうなあ。
かっこえぇ。

main.jpg

メイン画面です。
右下の黒い画面に、衛星から見た、火星の様子が動画で見る事ができます。
火星の夜を飛んでいる為、待機中になっています。



mro.jpg

MROの現在位置を表示しています。
黒い部分は、「夜」です。



earth.jpg

地球と火星軌道を表示しています。



info_01.jpg

経度や緯度、速度が読み取れます。



info_02.jpg

機器(CRISM)の状態や運用状況が表示されます。



crism.jpg

火星の昼間を飛んでいると、こんな風に表示されます。


「CRISM View」
ttp://crism.jhuapl.edu/science/CRISMview/




↑jpegノイズを集めた画像集ではありません。(;∀;)
さて、未だに公開されない
「かぐやたん」の地形画像ですが、
一方でHDTV映像は、順調にネット公開されています。
初公開から、かな〜り時間が経つわけですが、
一向に公開される様子はありません。
シビレを切らしている「同志」も
たくさんいるんじゃないかと思いますので、
公開されない「本当」の理由を推測(妄想)してみました。

撮影した月面画像は、そのまま公開されるわけではありません。
細切れのデータを単に一枚の画像に再構成(結合)するだけでは、
連続した画像になりません。
複数のスナップ写真からパノラマ画像を作成する事を
考えれば...。
また、スタジオ撮影の様に、上部から平面を撮影しているのであれば、
問題ないのですが、球体を撮影した場合、複雑な問題が発生します。
何気に公開されているNASAの画像は、これら複雑な補正をかけた上で
公開しています。
「だいち」や「日の丸偵察衛星」の運用実績から、
さらに高度な運用を要求される、
かぐやたんに期待するのは、酷なのかもしれません。

このあたり、先日こっそりカキコした、
国土地理院との確執があるんじゃないかと
みています。
本来、航空、衛星測量などでノウハウを持つ役所や企業と
協力関係になければ、作成困難な月面(地図)画像ですが、
中の人が、月面画像作成をなめていた可能性があります。

また、測量利権を根底から揺るがす「ハズ」だった、 「だいち」の微妙な成果に、
予算削減への危機感を感じている人も少なからずだと思います。
最近、必死で成果をアピールしてます...。
本当は、衛星測量がどんなにがんばっても、
僻地や国外の測量を始めとして「脇役」でしかない
訳ですが、何を勘違いしているのか、
JAXAは、国土地理院なんて「いらね〜」なんて
のりで、開発予算確保したみたいなので、
まあ、そう簡単に協力が得られるハズもなく...。

最近、データをダンピング販売してマス。

軌道修正にゼニ(寿命が減る)が
かかるからなのか?
外交交渉で「カード」になりうる
データ収集を全然してない、某防衛商しかり。
たまには、極秘に核開発している「証拠」ゲット
とか、テロリストの秘密拠点「発見」なんて
華々しい成果出してくださ〜い。
なんの為の情報収集衛星なんでしょう?

話は「月」戻って、

公開されている数少ない画像をみると、
解像度のわりに、ノイズが少なかったりします。

また、広域の画像をいまだに公開していない点(結合に失敗?)
もかなり怪しいです。

ある程度周回を重ねないと、必要なデータが集まらないので、
画像公開に時間がかかるのは、当然ですが、
順調に収集しているなら、データ回線が圧迫されて、
HDTV向けへの回線リソースが削減されそうな気がするんですが。
貴重な回線リソースをHDTVに振りすぎのような気がします。
もしかして、送るべきデータが無くて、回線が余ってたりして。

根本的に画像を科学的に結合できないと、撮影したデータを
元にした研究ができませんし、研究成果を公開しても
誰も相手にしません。

月面スナップ写真で
「新発見」「科学的成果」なんて、日本の科学者の方々の
見識を疑います。

中国の涙ぐましい、画像再構成プロセスです。

ttp://www.costind.gov.cn/n435777/n1146913/n1697626/n1697629/134114.html

中国の最新月面画像から...。1/31版

1914639.jpg
Credit:中国国家航天局
元画像見つからないです...。

ここまでやっても、世界中から「フルボッコ」です。
さて、かぐやたんが、リングに立つ日は、いつの事やら。

ガン( ゚д゚)ガレ
かぐやたん。

かぐやたんの最新HDTVキャプチャー画像

オリエンタール盆地中心 (南側)
リドベルグ : Rydberg [46.5S/96.3W、直径49km]
グートニック : Guthnick [47.7S/93.9W、直径36km]
2007年11月28日 HDTV画像
hdtv_001_5_l.jpg
(C)JAXA/NHK
hdtv_001_5c.jpg
(C)JAXA/NHK

砂煙が舞い上がっているような?


おまけ。

ネタ元は、惑星協会からのパクリ(笑)
オポたんの最新画像。
Pancam on Sol 1400 (Jan. 2, 2008)
Sol1400B_P2546_1_False_L257.jpg
Credit: NASA / JPL-Caltech / Cornell / The Planetary Society

地表が湿っているように見えます。


スピリット
Sol 1428 (Jan. 10, 2008)
Sol1428A_P2270_1_False_L257_pos_3.jpg
Credit: NASA / JPL-Caltech / Cornell / The Planetary Society

青い空。


スピリット
「Old woman on Mars」
2P175020369EFFACI7P2351L7M1.JPG.jpg
Credit: NASA / JPL-Caltech / Cornell / The Planetary Society

緊急スクープ。火星におばあちゃんがいた。(笑)

ではまた。
バイバイ(*・∀・)ノ゛


↑jpegノイズを集めた画像集ではありません。(;∀;)
米国初の人工衛星「エクスプローラー1」が、
1958年1月31日に打ち上げられてから50周年
になるそうで、NASAでは、50周年記念イベントが、
いろいろ催されているようです。
そんな中、NASAでは、ビートルズの楽曲
「Across the Universe」を北極星方向へ向けて送信したそうです。

だから「何?」って気もしますが、どうなんでしょう。

いつものテクノバーンさんからのパクリネタなんですが、
歌詞を検索して興味深いネタ発見。
ビートルズに強い影響を与えたといわれる、
マハリシ・マヘシュ・ヨギ師(瞑想家?)って
人が先日お亡くなりになったんですが、
「Across the Universe」の歌詞中に、
この人を指す言葉が出てきます。

まあ、ファンの人にとっては、
「そんなん基本中の基本知識でしょ」、
って突っ込まれそうですが、

Jai guru deva om Nothing's gonna change my world
「グル(マハリシ師)でも私の世界を変える事は出来ない???」
〜エキサイト翻訳〜

この歌詞の一体どこに影響受けてんねん。
ってわけで、ネットで調べたら、グルがエロじじいで
ジョンが幻滅したってオチらしいです。
反面教師にしたって事かな?

しかし、この方の死亡記事はあちこちで見かけたのだけれど、
こういう背景ってちゃんと記事に添付してほしいなあ。
おおっ、ビートルズに影響を与えるほど、すごい宗教家なんだと
記事読んだら、勘違いしてまうやん。

話が脱線しましたが、北極星へ送信された楽曲と
その楽曲のネタ元が共にお星様へと旅立ったって事にちょっと
「共時性」みたいなものを感じてしまいました。
ただ、それだけなんですが…。

今ジョンが生きてたら、こんな風に書いてたかも。

Jai google deva om
Nothing's gonna change my world
demo sonnano kankei ne!!

NASA謹製 ビデオクリップ
ttp://anon.nasa-global.edgesuite.net/anon.nasa-global/ccvideos/acrossuniverse.asx

NASA50周年記念サイト
ttp://www.nasa.gov/50th/home/index.html

何気にカッコイイ、NASA50周年記念ロゴマークです。

202191main_50thLogo.jpg



↑jpegノイズを集めた画像集ではありません。(;∀;)

新旧ファイルの比較

subetta++
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psp002324_1815_red.jp2の新旧2枚の画像から
一部分を抽出、比較してみました。

各画像は、レベル調整、アンシャープマスク処理を
しています。

アンシャープマスク処理を掛けても、
新画像では、輪郭が強調されません。
すでに調整済のものをアップしているようです。
見やすい画像というのは、人によって違うと思うのですが、
この画質は、担当者の方の好みなんでしょうか?
ファイルサイズの増大に反比例して
画質が劣化しているというのはいかがなもんでしょう?
何かを隠蔽しているんならわかるんですが、
これって大量のデータを自動生成する過程で変な
プロセスかませてしまったというか、
グレー画像をうっかりカラー画像として処理、
再度グレー化してしまったとか。
(Subettaじゃあるまいし。)

このあたり、素人集団が人海戦術で、
地形データから月面画像(地図)作成している日本や
一応、専門家が作成している中国と違って、
米国地質調査所なんかと連携して、
ソフトウェアで自動生成して、
迅速に公開している国の事ですから、
文句いったらバチがあたるかな。
国土地理院と協力せずに月面画像(地図)作成なんてアホすぎというか
無謀な試みをしているJAXAが月面地形画像をアップするのは
いつになるんでしょう。

「測量=領土資源の確保」 税金使って何やってんだか。

惑星協会がボロクソに中国を叩いた後の事ですから、
評価が怖くてアップできないのかな。(笑)

かぐやたん、ガンバレ
ガン( ゚д゚)ガレ

最も懸念していた座標の方は、ほぼ問題ありませんでした。
新旧で縦横のピクセルサイズが数ピクセル異なる程度なので、
現在公開している座標で問題ないと思います。

testa.jpg



testc.jpg

(C)NASA/JPL/University of Arizona
上記サムネイル画像は、250%拡大しています。(画像クリックで拡大表示)
オリジナルサイズは、こちら

地球外知的生命体の存在について
将来的に公開しようっていう、「流れ」を
感じる事が多くなってきました。
特にMROのカラー画像の全面公開によって、
火星の地表にある人工構造物の存在が
近い将来、メディアを通して全世界に紹介される
事は、時間の問題だろうと今日まで思っていました。

しかし、なんというか、残念な事にどうも
「流れ」が逆の方向に向かっているのかもしれません。

一体全体何を根拠にって話になるんだけれど、
Subettaが公開している画像のソースであるJP2画像に
大幅な「修正」を加えられている事に気づいたからです。

MD5がどうやらこうやらって細かい話ではなく、
単純にファイルサイズが大幅に変化しています。

ファイルサイズの変化によって
これまで、公開していた、座標データが
使えなくなる可能性がでてきました。
これは、とどのつまり
Subettaが公開している
画像の信頼性の根本が否定される事になり、
かなりマズイと感じています。
さて、どうしたもんでしょう。(笑)

ホームページで公開している、
「火星の都市3」北メリディアニ(古代遺跡編)の元画像、
ID:PSP_002324_1815を例にあげると、

PSP_002324_1815_RED.jp2
(grayscale, map projected)

2007/05/27 約490MB
2008/02/03 約580MB

このファイルサイズの変化をどう見るか、
まあ、実際に確認する前の段階でアレコレ考えても
仕方ないのですが、アリ大関係者の人、
つらいだろうなあ。
ファイルサイズの違う、
データに同じファイル名を使うって時点で、
結構「ヤバイ」状況なのかも。

誰かさんみたく、処理方法をカイゼンして
再アップしているだけだったりして。

いたずらに「偉い人」を刺激するような言動や、
画像のアップは、慎んだ方が良いのかもしれません。(笑)

Subettaが公開している画像のカラー版が、
いつの間にか公開されていたので、喜び勇んで
ダウンロードしたのですが、解像度の低下に
かなり落胆してしまい、上記の様な変な文章を
書いてしまいました。読み流してくださいマセ。

もう「流れ」は、変えられない。って、

勇気と自信を持とう!

さて、話は変わって、JP2カラー画像についてなんですが、
公開している、RGBカラーがデータ圧縮によって、
解像度が軒並み低下しているようです。
まあ、あたり前といえばあたり前の話なんですが、
色の再現性より、解像度を優先する場合は、
「JP2 PRODUCTS(Download)」コーナーから、
IRB color(map projected)
を落とした方が良いでしょう。

カラー画像が公開されてから、
かなり時間が経ちますので、
ネタとしては、賞味期限切れなんですが、
まあ一応。

↑とカキつつ、下記画像は、RGBな
(すみません、さっき比較したばかりなので)
psp006610_2035_RGB.jp2です。
では、謹んで、アップしちゃうぞ(笑)。


psp006610_2035rgbx1575y44018.jpg

(C)NASA/JPL/University of Arizona




↑jpegノイズを集めた画像集ではありません。(;∀;)

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