「素晴らしい発見」へのプロローグ
過塩素酸塩が見つかって、がっかりしている人や
地面に「火」を付けたらどうなるんやろって思っている
Subettaみたいな人もいるかもしれませんが、
この発見が火星における生命体確認の障壁になる可能性は、
全くありません。
むしろ、世紀の発見への秒読みが始まったと
見るべきかもしれません。
この発見が、もしかしたら大変重要な「発見」への
プロローグとなる可能性すらあります。
NASAがプレスリリースで、この土壌が、
チリの「アタカマ砂漠」に似ている事を
紹介している点に注目すべきでしょう。
アタカマ砂漠というのは、火薬の原料であるチリ硝石の産地なんだそうで、
土壌に過塩素酸塩が土壌に含まれているそうです。
さて、「何が」素晴らしいねんって話なんですが、
以下、ナショナルジオグラフィク日本語版による
カーネギーメロン大学のプロジェクトホームページの紹介文より引用
http://nationalgeographic.jp/nng/feature/0308/index4.shtml
2003年4月に結成された国際的な科学者グループ(NASA)が、
アタカマ砂漠調査の旅に出発した。
地球以外の惑星で生命の痕跡を調査する新しい探査車の開発が目的だ。
日々の探検報告書や、未来の科学"宇宙生物学"に関する情報が閲覧可能。
カーネギーメロン大学 アタカマ砂漠のページ
「Life in the Atacama」
http://www.frc.ri.cmu.edu/atacama/
用意周到というか、なんといいますか…。
「中の人」、この発見に感動しまくりだろうなあ。
さて、ここでピンと思いついたあなたは、マニアです。
チリの隣国といえば、ペルー。ペルーといえば、ナスカの「地上絵」。
そう、お隣の国であるチリのアタカマ砂漠にもあるんです。大量に。
そしてこの劣悪な環境であるにもかかわらず、
人も住んでますし、植物も存在します。
世界でも有数の降水量の少ない地域で、霧をネットで捕らえて、
日当たり1万リットルも水を生産するってすごいですねえ。
なんか、火星でも出来そうっていうか、
どっかでお見かけしたような気が。
アタカマの巨人
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